カンボジア最終日

いよいよ最終日。

朝9時に村を出発して

陸路で6時間、あとは空路で日本まで6時間。

まるっと移動日です。

 

会いたい人たちにもしっかり会えたし

みんな変わらず元気そうで良かった。

 

1年あけば、変わってることも多くて、

借金に追われて引っ越したとか

めっきり日本語学校に来なくなったとか

仕事をやめてしまって何をしてるかわからないとか…

いい話じゃないことを聞くこともたまにあるので。

 

実は、今回

ある方が亡くなられていました。

以前取材もさせてもらったことのある

コイデンさんという70歳の男性です。

コイデンさんは元兵士で、両足を地雷でなくし

義足で生活されていました。

でも、大きな農園で果物作りをしていて

今は何も不自由ないといってくれたおじいちゃんです。

最初、地雷で足をなくしたと聞いて

かわいそうと思ってしまったけど

コイデンさんに会うと、

自ら足を見せてきて「それが戦争」と

日常会話をするように優しく話してくれました。

安全であることにこしたことはないけど

かわいそうとか不幸とかいう感情は

こちらの勝手な思い込みなんだと思いました。

一度しかお会いできなかったけど

たくさんのことを教えてもらいました。

コイデンさん、ご冥福をお祈りします。

 

村に行けるのが頑張っても一年に一回で

なかなか会えるわけじゃないから

一回一回を大事に過ごしたいなと思うのです。

 

ハウスキーパーのマウちゃん。

6年前?私が初めて村に来た時から高山さんの宿舎にいて、

年齢は私と同じ。

2人が話せる共通言語はないのだけど、

何だか通じるものがあるんです笑

急にすいません笑

初訪問で私が帰国するとき、泣いて送ってくれたのが

マウちゃんでした。

高山さんの「マウが泣いたのは初めて」という言葉は

とても嬉しかったです。

そんなマウちゃんは、母になっていました^ ^

 

村の子どもたちも

まーそれはそれは元気!

夕方5時になると、日本語学校にやってくるのですが

1時間しっかり遊んで1時間しっかり勉強して

帰って行きます!

 

国は違えど、女子は女子笑。

知り合いが手作りのアクセサリーを女の子にどーぞ!と

くれたのですが

選んでいる真っ最中です笑

 

この中には

秋から日本に短期留学する子どももいます。

日本に行ったら何がしたい?

その子は、ひたすら

寿司が食べたい!!!といい続けてました笑^ ^

 

村で活動をする高山さんも

美味しそうにスイカを食べてましたよ笑

この村を背負って

いつも走り続けられているので

こういう姿を見ると少しホッとします。

 

 

 

やはり、私はこのタサエン村の人たちが好きなんだなーと

つくづく思いました!

カンボジアとか地雷とか内戦と聞くと

マイナスのイメージが多いと思いますけど

村の人たちは、逞しくおおらかに

生きていらっしゃいます。

 

微力ですけど

私はそんな村の人たちを応援できたらいいなと思うのです。

 

今回はたくさんの方に

寄付もいただきまして

本当にありがとうございました。

高山さんも驚くほど、みなさんの思いが集まりました。

心から感謝します。

少し先にはなりますが、

みなさんのご寄付による井戸建設と地雷処理のご報告を

またさせていただきます。

 

そして、毎日の長文旅日記にお付き合いいただきまして

どうもありがとうございました。

 

蛇のその後は、また番外編としてご報告します…!!!