カンボジア3日目

今日はキャッサバ焼酎の取材をさせてもらいました。

 

私が今いる場所は

カンボジア バッタンバン州

カムリエン郡 タサエンコミューンというところです。

 

この小さな村から世界へ…

今、この村で

キャッサバ芋「ソラークマエ」というお酒が作られています。

↑飲みかけですいません!!

 

この場所は、内戦のとき激戦区と言われていた場所。

複数の軍が、たくさんの地雷を埋めたそうです。

 

内戦終結後も、多くの地雷が村人を傷つけました。

 

危険地帯では、畑作業もできません。

でも、村人の多くは、農業を生業としています。

土地がなければ

村の復興どころか、生活の基盤さえ築けません。

 

でも、場所を移すほどの経済的余裕がなければ

この村で働くしかない。

十分といえないまでも、

収穫された作物は、貴重な収入源でした。

 

ただ、キャッサバ芋はタイに

家畜のエサか燃料費として安値で売られていただけ。

 

「何か付加価値をつけられないか」

 

この村で活動をする高山良二さんの思いから

キャッサバ芋の焼酎作りはスタートしたそうです。

 

 

地雷が取り除かれた場所で育てられる

キャッサバ芋を使った焼酎づくり。

3人で始めた小さな焼酎工場は、9年をかけ

今や、国内だけでなく

日本にも輸出できる焼酎を作ることに成功したのです。 

 

焼酎の売り上げは、地雷撤去の費用に…。

そして、

村で生まれた新たな産業が世界に広がっていくことが

村人の誇りと自信に繋がるのでは。

「ソラークマエ」というお酒には

そんな思いが込められているようです。

 

今日は、そんな村人のみなさんの思いを

聞かせてもらいました!