2017.07.27
DIARY
カンボジア3日目
今日はキャッサバ焼酎の取材をさせてもらいました。
私が今いる場所は
カンボジア バッタンバン州
カムリエン郡 タサエンコミューンというところです。
この小さな村から世界へ…
今、この村で
キャッサバ芋「ソラークマエ」というお酒が作られています。
↑飲みかけですいません!!
この場所は、内戦のとき激戦区と言われていた場所。
複数の軍が、たくさんの地雷を埋めたそうです。
内戦終結後も、多くの地雷が村人を傷つけました。
危険地帯では、畑作業もできません。
でも、村人の多くは、農業を生業としています。
土地がなければ
村の復興どころか、生活の基盤さえ築けません。
でも、場所を移すほどの経済的余裕がなければ
この村で働くしかない。
十分といえないまでも、
収穫された作物は、貴重な収入源でした。
ただ、キャッサバ芋はタイに
家畜のエサか燃料費として安値で売られていただけ。
「何か付加価値をつけられないか」
この村で活動をする高山良二さんの思いから
キャッサバ芋の焼酎作りはスタートしたそうです。
地雷が取り除かれた場所で育てられる
キャッサバ芋を使った焼酎づくり。
3人で始めた小さな焼酎工場は、9年をかけ
今や、国内だけでなく
日本にも輸出できる焼酎を作ることに成功したのです。
焼酎の売り上げは、地雷撤去の費用に…。
そして、
村で生まれた新たな産業が世界に広がっていくことが
村人の誇りと自信に繋がるのでは。
「ソラークマエ」というお酒には
そんな思いが込められているようです。
今日は、そんな村人のみなさんの思いを
聞かせてもらいました!