遺言からうまれた音楽会

アンデルセングループの相談役 故高木彬子さんの
遺言から生まれた音楽会。

 

 

高木さんはご主人とともに
のちに、あの「タカキベーカリー」となる
「タカキのパン」を創業された方。

広島でパンを売るのではなく
パンのある暮らしである文化を育てることを大切に
されてきたのだそう。

そして
音楽は平和への架け橋だと
広島にシンフォニーホールを作りたいと
広島の平和を何よりも願ってこられた方。

パンを食べることを楽しめるということは
平和であることが大前提にある。
だけども、それをわざわざ言葉にするのではなく
心の中でそっと思い、願えるパン屋でありなさいと
社員のみなさんによくお話されたと。

そんな高木彬子さんの思いを継いで
アンデルセングループさんが開かれた
「アンデルセングループ メモリアル音楽会 パンのかおりのする街」
広島交響楽団のみなさんが彬子さんの思いをのせて
素敵な音楽の時間を届けてくださいました。

会場には
彬子さんが大切にしてこられた言葉たちが
パネルになって紹介されて
アンデルセンの従業員の方たちが
万全の準備でお客様を迎えられていました。

何気なく、パンを食べることを楽しんできて
その中で、アンデルセンさんのパンを食べる時や
お買い物する時、お店で食事する時は
ちょっとした贅沢気分が味わえて
時に、手土産を買いにお店に立ち寄ったりする。
今まで感じてきた
少し特別な気分になれるそのワクワクさは
彬子さんたちが育ってこられた暮らしや文化だったんだなと
この音楽会を通して感じることができました。

本人の思いで
お別れ会ではなく、
平和の架け橋である音楽を広島にみなさんが楽しめるようにと、音楽会を。

それを、彬子さんの思いを継いだ従業員さんたちが中心となって創る。人の想いで繋がれた、とてもとてもあたたかい音楽会でした。

閉会後の挨拶では
「またこれを1つの糧に前に進める気がしています」と。

大切な会の案内役を務めさせていただけて
とても光栄でした。
本当にありがとうございました!

 

 

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