インドネシアの出産にまつわるお話

今日の中国新聞、
医療システム開発のミトラさんへの
インタビュー記事が掲載されました。

 

 

香川県の会社 ミトラさんは、
妊娠22週からの周産期に特化した電子カルテを開発されていて
JICAさんのサポートを受けて
インドネシアのとある病院に
その電子カルテを試験的に導入されたという内容です。

わたしが自分の子どもを出産した時は
当たり前のように
自治体からもらった補助券を持って
検診を受けていました。
陣痛がくれば、
いろいろな検査でデータをとってもらい、特に大きな心配をすることもなく、安全な状態でお産にのぞませてもらいました。

だけど、
国が変わればその事情も変わってきて、
東南アジアの中でも
特に妊産婦の死亡率が高いのはインドネシアなんだそう。

その理由はさまざまだけど
その中の一つに、健康状態が管理されていないということがあるようです。

日本では12-13回の検診がありますが
インドネシアでは、1-2回。

日本ではさまざまな検査でわかった
300種類以上のデータをもとに
リスクを発見できるそうですが
インドネシアで必須なのは
体重と血圧のみ。
なので、見逃されているリスクがたくさんあって、それが命を落とすことにつながることも。

今回導入された電子カルテは
健康状態の把握によるリスク発見に
一役を担ってくれるとのことで
期待されているんだそうです。

国が変われば、
文化も習慣も価値観も違うので
何事においても、日本の技術導入で全てが解決されるとは思いませんが、
今回の電子カルテの導入で
悲しい思いをするお母さんや赤ちゃんやそのご家族は、確実に少なくなるのだと感じました。

命懸けの出産、
本当に何が起こるかわかりません。
わたしも経験して、
出産は奇跡という言葉の意味が
わかりました。

安心安全はもちろんのこと
そのご家族にとって
より幸せな瞬間になればと願っています。

知らないことばかりで
貴重なお話を聞かせていただきまして
どうもありがとうございました。

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